江戸時代の画家たちは、自然の風景や動植物を驚くほど生き生きと描くために、
さまざまな絵画表現を次々と生み出した。彼らが描いたのはあらゆる生き物が、
互いや、生息地と関わりながら生きている豊かな世界だ。
自然が都会から消えつつある現代に生きる私たちは、その世界に触れることで、
彼らの目と心を通し、自然の美しさと、全ての生き物に改めて感動できる。
本サイト「江戸絵画の世界」では、日本国外の美術館の所蔵品を中心に、
子供や初心者も親しめる200点超の作品を選び、一堂に紹介する。
選りすぐりの江戸絵画が、何百年の時と、国境を超えて、あなたといま出会う!
※各作品の作家名等は、所蔵先のウェブサイトの記載に準じています。
仏教や神道の教えは、人間だけでなく、あらゆる自然物が霊魂を持つという思想に根ざしている。江戸時代の画家たちも、そうした世界観のなかで、自らを自然の一部であると考えていた。そして、たわむれる子犬、カワイイ魚、鋭い眼差しの鷲など、さまざまな生き物を絵筆にとらえ、その心の動きまで見事に描き出した。こうした日本の自然観は、西洋絵画の背景にある伝統とは根本的に異なる。